さわだスポーツクラブが長年の実践と研究により創り出したABCプログラムを、教育現場で実施していただくための指導者講習会を行っております。保育士の方や、各種の運動指導に従事されている方、スポーツインストラクターを志す学生の方、そして保護者の方などにご好評をいただいています。

ABC プログラムって?

ABCプログラム

脳への刺激と昔ながらのあそびが
子どもの運動能力を引き上げる

さわだスポーツクラブのABC プログラムでは、子どもの脳と運動の関連性に着目して開発し、バランスの良い発達を促すように設計された独自の体育指導を用いています。特殊な器具を使わず、シンプルでどなたでも再現しやすい内容が特徴です。

身体と心を動かし
幼児期に必要な動きを
身に付け主体性を育む
様々な動きによる
脳への刺激で
神経系の発育を促進
野山を駆け回るよう
効率よく多様な運動経験と
運動量を確保

専門の先生方にもご協力
いただき開発しました

柳沢 弘樹

柳沢 弘樹
(財)国際知的財産研究機構
脳機能研究所 主任研究員
NPO法人 運動保育士会

子どもたちが楽しみながら
運動を続けられます

日常的に楽しく運動することは、子どもたちの体と脳と心をバランスよく鍛えることに効果的であることがわかっています。
さわだスポーツクラブのプログラムは、脳と運動の観点から見て有効な要素が多く含まれていますし、子どもたちが楽しみながら、飽きることなく運動を続けられるように設計されています。

成田 奈緒子

成田 奈緒子
文教大学 教授
小児科医

脳の育ちのために
とても理想的なプログラムです

運動や勉強が良くできる脳にするには、寝ること、食べること、運動することで、「からだの脳」、「お利口さん脳」そして「こころの脳」の順に鍛えることが重要です。
さわだスポーツクラブのプログラムは、動きが激しすぎず、色々な種目がバランスよく組み込まれていますし、子どもと先生が楽しくたくさん会話ができますので、脳の育ちのためにもとても理想的と言えます。

ABCプログラムの概要

ABCプログラムの習得は、理論と実践の両面から深めていただきます。

理論編

1 身体運動の発現過程

運動が起こるプロセスを、脳と神経のはたらきから理解していきます。

運動の繰り返しで運動神経は発達します
2 初歩的運動段階と基本的運動段階

人間の発達の順序性を理解して、メニューの考案に役立てます。

人間の発達の順序性
3 幼児期・児童期(前半)の運動に取り組むには

運幼児の神経系機能が6 歳までに成人の90% に達することから、幼児期の多様な運動経験の大切さを理解します。

スキャモンの発育・発達曲線
4 目的意識をもった指導

運動能力について構造的に理解し、「なぜこの種目を行うか」を明確に意図して指導にあたることを目指します。

体力+運動スキル=運動能力
運動能力の構造
5 サーキット運動

子どもたちが身につけるべき4 つの基本の運動スキルがバランスよく含まれるよう、プログラムを組み立てることを学びます。

運動スキルの分類
6 ABC プログラムを通して育つもの
ABC プログラムを通して育つもの

実践編

1 ABC プログラム指導計画作成にあたって

園や教育現場の環境に合わせた指導計画をの作成方法を、年単位、日単位、雰囲気づくりなど様々な視点から学びます。

2 ABC プログラム実践・指導計画作成時の留意事項

指導計画を第三者と共有し、改善を続けていく方法を学びます。そして、1回のプログラムの中で、どのように流れを作っていくと良いか理解していきます。

3 ABC プログラムメニュー紹介

ABCプログラムテキストに掲載しているもので、約100種類近くのメニューがあります。目的や環境に合わせてメニューを取り入れられることを目指しましょう。

ABCプログラム
指導者講習会の内容

2日間の講習会により、ABCプログラムの理論と実践を学んでいただけます。

1日目《理論編 5時間》

1  ABCプログラムとは

2  身体運動の発現過程

休憩

3  初歩的運動段階と基本的運動段階

4 幼児期・児童期(前半)の運動に取り組むには

昼食

5  目的意識をもった指導

6  ABC プログラム指導上の留意事項

7  幼稚園と保育園について

2日目《実践編 5時間》

1  準備体操 

2  プログラム1  1 人でできるもの 
*準備運動・補助運動・サーキットメニュー 基本運動・脳プロ・リズム・徒手 

3  プログラム2 2 人以上でできるもの 
*準備運動・補助運動・ふれあいあそび 仲間といっしょ・ジャンケン 

昼食

4  プログラム3 想像力を高めるあそび 
*準備運動・主運動 

5  プログラム4 鬼ごっこ 
*準備運動・主運動 

休憩 

6  プログラム5 サーキット運動・用具を 使った運動 
マット・平均台・跳び箱・鉄棒・フープ ゴム・ボール(赤白玉)・縄 

7  実践例

受講をおすすめする方

保育士、学生、スポーツクラブ指導者、パーソナルトレーナー、サッカー指導者、保護者の方など、子どものこころとからだの発育にご関心をお持ちで、現場での実践できる技術を身につけたいとお考えのみなさま。

ABC プログラム
実践テキスト 第2版

理論と80以上のプログラムを掲載した教本をご用意しています。

ABC プログラム実践テキスト 第2版

《内容》

第1 章 理論編

1 身体運動の発現過程
2 初歩的運動段階と基本的運動段階
3 幼児期・児童期(前半)の運動に取り組むには
4 目的意識をもった指導
5 サーキット運動
6 ABC プログラムを通して育つもの

第2 章 実践編

1 ABC プログラム指導計画作成にあたって
2 ABC プログラム実践・指導計画作成時の留意事項
3 ABC プログラムメニュー紹介
 1 人でできるもの / 2 人以上でできるもの / 想像力を高めるあそび / 鬼ごっこ / サーキット運動・用具を使った運動

付録 ABC プログラム指導上の留意事項

全70ページ

ABCプログラム
講習会の費用

2日間の受講料

1名につき 15,000(税込・テキスト代含む)

※学生の場合 5,000円

ABCプログラム講習会
指導担当者より

きらきらした子どもたちの目は素敵ですね。
この視線の先にある子どもたちの未来も、同じように光り輝く世界であって欲しいと願いつつ、わたしたちは指導にあたっています。

初めはうまく自分の身体をコントロ-ルできずに、眉間にしわをよせ、小首をかしげる子どもたち。
でも、繰り返して運動しコツをつかむと、一瞬にして弾けるような笑顔に大変身します。
さわだスポーツクラブ特有のABCプログラムは、脳と運動のメカニズムに着目して、子どもが持つ本来の身体機能を存分に引き出すように工夫されています。
こうして神経系が目覚ましく発達する幼児期に、然るべき指導の下で多くの運動経験を重ねた子供たちは、運動することの楽しさや喜びを脳と身体で感じるのです。

さわだスポーツクラブ 指導研究開発部長
池谷 仁志

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